みぃの徒然

毎日いろんなことがあるよね。そんなこんなの記録。

のびしろ

注目している茂木健一郎さんの連続ツイート。
11/20は「のびしろは、最高の部分で決まる。」。

『国や人の、最良の部分に目を向けよう』
うん、そうだね。
そう思うと、捨てたもんじゃないと思う。自己肯定感が生まれる。そして元気になる。力が出てくる。
そうありたい。

ここにもまとめて引用しておきます。

のさ(1)Joseph StiglitzのPrice of Inequalityを読み進めている。時間がないので少しずつだけれども、今半分くらい。それで、いろいろと面白い。改めて思うのが、ダメなところ、悪いところは、各国共通。日本にもあるダメは、アメリカにも大抵ある。

のさ(2)たとえば、日本では、消費者金融が法外な利息を取る、ということが社会問題化していた(いる)けれども、アメリカでも同じ。predatory loanというそうな。低所得者層を銀行がだまして、高金利で貸し倒れしにくいシステムをつくって、ぼろもうけしているのだという。

のさ(3)田中真紀子さんの一矢で、大学の乱立がクローズアップされたけれども、これはアメリカでも同じ。利益を上げることを目的とした教育機関ができて、そこに通う学生は多額のstudent loanを国の保証で借りるのだという。つまりは、国から補助金じゃぶじゃぶで学校運営している。

のさ(4)人間は面白いもので、自分のダメなところ、至らないところはよ〜く見える。日本でも、システムにいろいろガタがきていて、あそこがダメ、ここもダメ、とそればかり見ていると、だんだん滅入ってくる。しかし、ここで忘れていけないのは、他の国も、全く同じようにガタがきていること。

のさ(5)遠い外国から見ると、ガタが来ているところ、ダメなところは、実はそんなに目立たない。むしろ、良いところが見える。それはそうで、国際的に文化を交易する時に、輸入したいのはダメなところじゃなくて、良いところに決まっている。外国からは、日本のダメじゃなく、良いが見える。

のさ(6)先日、たまたまフランスの動画サイトで、松任谷由実さんの『やさしさに包まれたなら』が使われている『魔女の宅急便』が引用されているのを見た。ああ、こういうの、フランス人好きだろうな、と思った。日本にあこがれて、日本語を学びたくなる気持ちは、とってもよくわかる。

のさ(7)日本からアメリカを見ても、同じこと。Stiglitzの言う、アメリカのダメなところ、ガタが来ているところは困ったことだが、やはり、Googleイノベーションや、Harvardのliberal arts教育や、そういう素晴らしいところが目に入る。これは、当然だよね。

のさ(8)ひとりの人間でも同じこと。細かく見ると、いろいろとダメなところ、至らないところがあったとしても、何か、他の人から見て、社会から見てすばらしいところがあればいい。そこでつながっていける。市場とわたりあえる。ダメなところを拡大してうじうじする必要など、ないのだ。

のさ(9)のびしろは、最高の部分で決まる。ダメな点のカタログをつくりあげて、数え上げ、ため息をついている必要はない。もちろん、ダメなところの是正は、実際的かつ迅速にやれば良い。それと同時に、国や人の、最良の部分に目を向けよう。日本の最良は、きっとその「クオリア」への感性にある。

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